
エレキギターを始めると、必ず必要になる作業として「エレキギターの弦交換」というものがあります。
ギターを始めたばかりの方はギターの弦交換が難しいと感じるかもしれません。
しかし、弦交換は正しい方法を知っていれば、簡単に、短時間で交換ができます。
今回はエレキギターの弦交換はなぜ必要なのか、弦交換に必要な物、弦交換の仕方、おすすめの弦など、初心者さんにもわかりやすく解説していきます!
- エレキギターの弦交換はなぜ必要?頻度の目安も解説
- エレキギターの弦の種類と選び方の基礎知識
- 【 初心者におすすめ】エレキギターの弦メーカー
- 【失敗しない!】エレキギターの弦交換(張り替え)方法と手順
- 【初心者必見!?】弦交換のよくある質問
- まとめ
- 【関連記事】
エレキギターの弦交換はなぜ必要?頻度の目安も解説

弦が錆びるとどうなる?
ギターの弦は、空気中の水分や弾いているときの手汗や手汗などで酸化します。
酸化し錆びていくので、ギターの弦の手触りや、音程の不安定性に繋がります。
弦交換の適切な頻度は?
弦交換の適切な頻度は、一週間に1度の交換を行うのが理想的といえるでしょう。
ギターの弦は短くて一週間ほど、長くて1ヶ月ほどで手触りやサウンドの劣化、音程の不安定性が目立つようになります。
ギターの弦の寿命を延ばすためには使用する弦の特徴を知ることや、こまめな手入れが必要になります。
例えば、ギターを弾いた後、ギタークロスなどの柔らかい布でギターの弦を一本一本つまんで全体を拭く習慣をつけるだけで圧倒的に長持ちするようになります。
エレキギターの弦の種類と選び方の基礎知識

ギターの弦には様々な種類があります。
種類によって、ギターの弦の寿命や音、弾き心地に直結する内容なので、初心者さんは購入前に購入したい弦の目星をつけることをおすすめします。
ここからは初心者さんが失敗しないために知っておきたい、エレキギターの弦の種類や選び方について解説していきます。
失敗しないための「弦の太さ(ゲージ)」の選び方
スタンダードな弦のゲージとして下記の様な太さがあります。
- エクストラ・ライト/0.38-0.08
- スーパーライト/0.42-0.09
- ライト/0.46-0.10
- ミディアム/0.49-0.11
- ライト・ヘヴィ/0.52-0.10
- ヘヴィゲージ/0.52-0.12
エクストラ・ライトからヘヴィーにかけてグラデーション状に太くなっていきます。
特徴としては
細ければ細いほど柔らかく、煌びやかに軽快な音。
太ければ太いほど固く、鮮明でパワフルな音になります。
初心者におすすめの定番ゲージは「009-042」(スーパーライトゲージ)
初心者におすすめのギターの弦の太さはスーパーライトゲージと言われています。
迷ったらスーパーライトゲージの弦を買うとよいでしょう。
スーパーライトゲージを使うメリット・デメリット
スーパーライトの弦のメリット:程よく柔らかい弦なので、少ない力で押弦できる。
スーパーライトの弦のデメリット:弦が柔らかい分、少し切れやすい。
サウンドと耐久性が変わる「弦の素材(材質)」の種類
ギターの弦は太さだけではなく、材質にも種類があります。
ここからは初心者さんにも分かりやすいように簡単に材質ごとに解説していきます。
ニッケルメッキの弦(定番でバランスが良い)
もっともポピュラーなギターの弦です。
ある意味、弦を選ぶ時の基準値のような材質。
バランスが良く、柔らかみのあるサウンドの弦。
ステンレスの弦(硬い音色で耐久性が高い)
ニッケルの弦よりも固く、ニッケルの弦よりも丈夫な弦です。
丈夫なため、ニッケルの弦に比べて錆びにくいことも特徴です。
少しクセはあるものの、シャープなサウンドの弦。
押さえやすさや音色に影響する「コーティング弦」とは?
ニッケルやステンレスの弦に薄い膜でコーティングを施した弦のことをコーティング弦と呼びます。
耐久性がとても高く、錆びに強いため弦の寿命がとても長いです。
他の弦に比べて少し値段は高いですが、長持ちなのでコスパはいいと思います。
コーティング弦は音や触り心地の特徴から好みが分かれる弦なので合わない方もいるかもしれません。
【 初心者におすすめ】エレキギターの弦メーカー

D'Addario(ダダリオ):世界標準の定番弦
全世界の全楽器屋に置いているといっても過言ではないくらい定番の弦です。
多くのギターメーカーの出荷時の弦としても使用されているため、初めて触ったギターの弦がダダリオである可能性が高いです。
とにかく安心安定の弦なので、この弦を買って「失敗」することはないです。
Ernie Ball(アーニーボール):多くのギタリストに愛される定番
ダダリオと並ぶギターの弦2大ブランドの一つです。
ダダリオに比べて少し触り心地が柔らかく煌びやか。
寿命が少し短いですが、この弦の触り心地と音の煌びやかさが癖になって
「他の弦は嫌だ」
なんて感じる人も少なくないです。
こまめに張り替えるなら、「とりあえず」で買ってみても損はないと思います!
Elixir(エリクサー):長持ちするコーティング弦の代表格
とにかく長持ちする弦です。
コーティング弦なので触り心地や音の癖があるため、好き嫌いは分かれる弦ですが、寿命の長さは圧倒的です。
音の特徴をわかりやすく説明すると
「普通の弦の張り替え後、少し経った後の音」がずっと続くイメージです。
【失敗しない!】エレキギターの弦交換(張り替え)方法と手順

まずは弦交換に必要な道具を揃えよう
弦交換に必要なものは大まかに分けて3つです。
- 新しい弦
- ニッパー
- チューナー
必須ではないですが、「ストリング・ワインダー」という弦を早く巻くことができるアイテムも持っていれば弦交換が、よりスピーディーになります。
古い弦の外し方と注意点
古い弦を外すときには必ず弦を緩めましょう。
張りがなくなるくらいに十分に緩められたらニッパーで弦を切ります。
切る位置はどこでも良いですが、一般的にはギター真ん中あたりで弦を切ります。
筆者は古い弦をまとめやすいと感じるため、ペグのすぐそばで弦を切る事が多いです。
新しい弦の張り方(ペグへの巻き付け方)
新しい弦の張り方ですが、ペグやネックのタイプによって張り方が異なります。
そのため、わかりやすいと感じたYouTubeの動画を紹介します。
この動画にタイプごとの弦交換の仕方が映像でまとめられています。
【初心者でも失敗しない!】弦を切る長さの決め方!
弦を巻くときに、長さが足りないと巻き足りなかったり、多いと巻きすぎたりします。
弦の長さを決めるときは今から紹介する方法で長さを測ることに慣れると失敗しにくいです。
6連(主にフェンダータイプ)の場合
弦の太さやギターの種類によって若干ブレは出ますが目安のはかり方としては
- ギターの弦をナットの真上で弦をつまむ
- 6・5弦は1.5フレット、4・3弦は2フレット、2・1弦は2.5フレットほどブリッジ側に戻す。
- 巻きたいペグを支点にし、一度90度折り曲げる。
- 巻いていく
この4ステップを行うことで、弦の長さを間違えるミスを減らせます。
3:3(主にギブソンタイプ)の場合
こちらも弦の太さやギターの種類によって若干ブレは出ますが目安のはかり方としては
- 必ず6から4弦を巻いていく準備をする。
- 巻きたいペグ穴を通して、1個分先のペグを支点に90度折り曲げる。
- 折り目を巻きたいペグまで戻す。(このときペグの穴の出口に折り目を引っかけるイメージ)
- 巻いていく
この4ステップを逆側でも行います。
注意点として弦は左3連、右3連の真ん中(ヘッドの真ん中)を通って外側に巻いていくという点です。
そのため、左3連、右3連ではペグを回す方向が逆になります。
チューニングと弦を伸ばす作業(慣らし)
弦を張り終わったらチューニングを行います。
チューニングをするだけでは弦は馴染んでおらずチューニングが安定しません。
そのため、弦を張り替えた後に弦を伸ばす作業が必要になります。
手順としては
- レギュラーチューニングを行う
- 弦を一本ずつギターの真ん中あたりでギターを持ち上げるように引っ張る
- 再度レギュラーチューニングを行う
この工程を大体3から5回ほど繰り返すことでチューニングが安定するようになります。
注意点としては、あまり強く引っ張りすぎると弦が切れてしまうことです。
「これ以上引っ張るのは怖い!」と感じたら引っ張るのをやめて繰り返す量を増やすなどで調整するのもよいでしょう。
【初心者必見!?】弦交換のよくある質問

Q.アコギとエレキの弦は同じ?
A .全く別の弦です。
エレキギターの弦とアコースティックギターの弦は別物です。
仮にエレキギターにアコギの弦を張ってしまうと出力が弱くなりアンプなどでギターを鳴らした時の音が小さくなるなど、正しい能力を発揮できなくなてしまうため、絶対にやめましょう。
弦が切れた時だけ交換すればいい?
A.基本的には1週間から2週間ほどで変えましょう。
ギターの弦には寿命があります。
そのため、手触りが悪くなったり、古い弦を張り続けるとギターが音痴になってしまったりします。
正しい音でギターを弾くためにもギターの弦は定期的に変えるようにしましょう。
また、コーティング弦を選ぶことで交換のタイミングを伸ばすことができるので、コーティング弦を使用することも検討するとよいでしょう。
まとめ

初心者のうちはギターの弦交換を難しく感じるかもしれません。
しかし、ギターの弦交換はギターを弾くうえで必須の技術とも言えます。
お店に頼むと交換工賃で約1,000円ほどの料金が発生します。
「1回失敗しても大丈夫」くらいの気軽な気持ちで弦交換を行いましょう!
また、弦の交換と同じくらい、日々の手入れも大切です。
日々の手入れや道具の解説をした記事もございますので、気になる方はチェックしてみてください!